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どう働く?正社員とパートのメリット・デメリット《薬剤師の雇用形態》

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薬剤師として働く場合、どのような雇用形態を選択するかというのはとても大事なことです。正社員としてフルタイムで働くか、パートとしてある程度時間の融通が効く働き方にするか。
しかし、パートと言うと「給与が低いのではないか」などマイナスイメージがあります。
本当にパート薬剤師の給与は低いのでしょうか?正社員とパートのメリットとデメリットをそれぞれ確認してみましょう!

 

正社員として働く

新卒で働く時はほぼ全員が正社員として働きます。就職先も様々で病院や調剤薬局、ドラッグストア、企業など。経験が無くても若さとフルタイムで働ける人材ということを武器として就職します。その後、自分のライフスタイルなどに合わせてパートなどへ雇用形態を変更するのです。

正社員として働く場合、パートやアルバイトで働く時以上に勤務先の条件をしっかり確認する必要があります。

 

正社員として働くメリット

まず、正社員として働く場合にはどのようなメリットがあるのでしょうか。確認しましょう。

安定した収入

正社員になることの一番のメリットは収入が安定することだといえます。パートやアルバイトで働く場合、勤務日数や勤務時間によって給料が変わってきます。勤務する時間が短ければ給与も大幅に減ってしまうのです。一方、正社員であると月収が決められています。ボーナスの額は毎回変動するので年収は一定というわけにはいきませんが、将来の収入の予想は立てやすいです。収入の予想が立てられることで人生プランの設計もスムーズにいきます。

正社員の給与は何か非常事態が起こらない限り下がることはない。この点が安心して働くことのできる要因でしょう。
 

やりがいがある

正社員という働き方は、頑張れば責任のある仕事に就くことができる将来性のある働き方とも言えます。新卒から正社員として働き始めた薬剤師が3年目になる時期には管理薬剤師になることも珍しいことではないのです

あまり責任を負いたくない人にとって、こうした管理職は苦痛かもしれません。しかし、貪欲に上を目指していきたいと考えているのであれば正社員でないと開けない道というものも多くあります。
薬剤師は転職が多い職業です。雇用年数が短くても正社員として普段から努力して働き、その上で希望を出せば役職に就くことの出来る可能性が充分にあるのです。
 

福利厚生が活用出来る

会社の福利厚生を大いに活用できる点についても正社員の大きなメリットです。住宅補助
時短勤務育休といった制度は正社員でないと利用することは出来ません。

例えば月8万円ほどの住宅手当がある場合。それだけ家賃の負担が減り、実質的に年収が100万円程度増えているのと同じ計算になります。もちろん職場によって福利厚生の内容は異なります。正社員として働く場合は年収を見るだけではなく、福利厚生の内容まで細かく確認するようにしましょう。

 

スキルアップや人脈作りの上でも有利

さらには正社員であると、スキルアップもしやすくなります。薬剤師会のイベントや勉強会に出席すると周囲の薬剤師はほとんどが正社員。
特に職場では責任のある仕事を任されている人が多く出席しているような印象です。自分も正社員として努力していれば、そうのような人たちとより対等の立場で話ができるようになります。

志の高い人と接していると、それに伴って自分のレベルも上がっていくものです。勉強会などの情報も提供してくれるため、スキルアップにもつながります。このようなチャンスを逃さないためにも、薬剤師の人脈つくりはとても大切なのです。

もちろんパート薬剤師として働いているとスキルアップが出来ないというわけではありません。しかし正社員で働いている人の方が周りから見た時に「この人は頑張っているのだな」という印象を与えるのも事実です。
 

ボーナスが出る

企業によってはボーナスが無い場合もありますが、正社員として働いている場合は年に1回~2回のボーナス(賞与)が出ます。パートやアルバイトとして働いている場合には賞与は出ないので、正社員の特権とも言えるでしょう。
ボーナスの有無で年収は大きく変わります。働くのであれば年収は高くないと嫌だという場合は正社員として勤務しましょう。

 

転職に有利になる

正社員として転職したいと考えた時、これまでの正社員としての実績が重要視されます。これまで責任あるポジションに就いたことがあるか?社会人として問題なく働いてきたかなどという部分を見極める上でも長年正社員で頑張って働いていたというのは大きなポイントになります。

 

正社員として働くデメリット

正社員として働くことにはメリットが多くあります。しかし当然ながらデメリットも存在します。こちらも詳しく見ていきましょう。

時給で考えるとそこまで高くない

安定した給与が貰えることが正社員のメリットだと言うことは述べたとおりです。しかし、その給与を時給換算すると思ったほど高くないというのが正社員のデメリットです。
なんと、時給ベースであればパート薬剤師よりも正社員の方が低いという場合も多いのです。これはパートの時給が高い薬剤師ならではとも言えますが、責任ある仕事をしながら時給が安いというのに耐えられないという人も中には居ます。
ボーナスがあることで年収はパートよりも高くなりますが、普段の仕事のモチベーションは少し下がってしまうかもしれませんね。
 

雑用を任される、サービス残業になりやすい

正社員として責任ある役職に就いた時、それだけ雑用も多くなります。パートや派遣の薬剤師は勤務時間が過ぎればキッチリと帰ってしまうことがほとんど。シフトの調整などの雑務をパートの人へ頼むのは現実的ではありません。

また、老人施設などへ出向いて薬を届けたり服薬指導を行うという仕事についても正社員が行います。長年やり取りのある施設であったり、ベテランのパートが居る場合は任せることが出来るかもしれませんが、いずれにせよ最初のうちは正社員が出向く必要があるでしょう。

そして正社員の薬剤師はサービス残業が常態化しやすいです。残業手当がもらえるというのは少ない上に、残って仕事をすることも珍しくないからです。 特に調剤薬局や病院、ドラッグストアなどでは患者さんが帰るまで仕事を終えることは出来ません。患者さんが帰った後にも薬歴管理入力作業などの仕事が残っています。現場に居る限り、残業は正社員の薬剤師にありがちなこと。転職を決める前に残業についてはどのような位置づけになっているかを確認しておくと安心できるかもしれませんね。

 

人間関係が上手くいかない場合に辛くなる

正社員はパートに比べると出勤日数や勤務時間が長くなりがちです。そこでもし、周囲の薬剤師や職員との関係がうまくいかないと精神的に辛くなってしまいます。良い意味でも悪い意味でも人間関係を学ぶことが出来るのが正社員です。

 

転勤がある

複数店舗がある大きな薬局などで正社員として働く場合、避けられないのは転勤や異動です。会社の都合により命じられる転勤ですが、それを拒否することはほぼ無理と言えるでしょう。
転勤は引っ越しを伴うこともあり、住む環境までもが大きく変わってしまうことも。結婚をしている場合やどうしても転勤が不可能な場合などは、転勤の有無を事前によく確認しておきましょう。

また、人員の都合で別の部署へ異動になることも考えられます。薬剤師として採用された場合 全く畑違いの仕事をさせられる可能性は低いですが、患者さんと接することにやり甲斐を感じていたのに調剤中心の仕事になってしまった。ということもあります。
中には会社の方針として「様々な部署を経験し成長させる」という考えで異動を命じる企業もあります。

このデメリットは、そもそも店舗数や部署の少ない薬局やドラッグストアなどに勤務すれば解決することがあります。

 

正社員として働く人はやはり多い

ここまで正社員のメリット、デメリットを挙げてきました。サービス残業をさせられがち、時給で考えると高くないなどの悪い点が目立つようにも感じますが、結局は正社員として働くことに落ち着く人は多いです。

特に男性の場合は結婚をすると家族を養うために安定した収入を得たいなどの事情があるので、尚のこと正社員で働くケースが多いです。
結婚して子供のいる女性であれば一時的にパート薬剤師として働くこともありますが、子どもの手が離れた時にまた正社員に戻る女性薬剤師も大勢居ます。

 

正社員として働く上で

転職の多い薬剤師業界と言えど、正社員として転職する以上は簡単に仕事を辞められなくなります。そこで転職活動の前に予め自分の譲れない条件をしっかり固めておくことが大切になります。

「毎月の給与が高い」「給与が少なくても残業の無い職場」など求める条件は人によって異なります。大手薬局や病院へ転職できたから成功というわけではなく、自分のスタイルに合った職場を見つけることが本当の転職成功だと言えます。

もし自分の希望とする働き方が正社員では実現が難しそうだという場合にはパートやアルバイトとして働くことも改めて視野に入れるべきでしょう。

いずれにせよ、自分ひとりで決断してしまうのではなく専門家の意見を聞いてみると良いでしょう。

 

パートとして働く

女性の場合は特にパート(アルバイト)薬剤師として働く人がとても多いです。パートとして働き始めるまでの主な流れとしては「大学卒業後に正社員として就職 → 結婚や出産を機に退職 → 子供が少し大きくなったのでパートとして働き始める」という場合がほとんど。

女性のパート薬剤師は決して珍しいことではなく、多くの人がパート薬剤師として薬局などへ貢献しています。では、パートやアルバイトの薬剤師として働くのはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。正社員との違いはどのような点なのかを確認していきます・

 

パートとして働くメリット

何人もの薬剤師が働く調剤薬局の場合、その半分以上がパート薬剤師だというのも珍しくありません。他業種に比べると薬剤師は女性も多い職業です。するとパート・アルバイトの割合も必然的に大きくなります。これは職種に関係なく病院やドラッグストア、一般企業であってもパート勤務の薬剤師はたくさんいます。パートとして就職して働く薬剤師がたくさんいるのには当然ながらメリットがあるからです。

勤務時間に融通がきく

正社員ではなくパートとして働くことを選ぶ理由としては勤務時間の融通が利きやすいということが最も多いです。
正社員の場合、一週間のうち少なくとも5日は出勤するのが一般的です。人手が足りていない時期などは週に6日以上の出勤が必要であったり、更にはサービス残業をしなければ仕事が回らないというのも珍しくありません。また薬剤師の職業柄、土日が両方とも休みという職場はほとんどありません

こうした状況であるため結婚相手に合わせて土日は休みたい、家事や子育てを優先したいので勤務時間を短くしたいという人はパートとして働くことを選択します。
パート勤務ならば患者さんがまだ残っている状況であっても、ほぼ定時に帰ることができます。休日の融通も利きやすいので平日だけ働きたいという要望も考慮してもらえます

 

時給が高い

パートやアルバイトとして勤務する時のネックとなるのは給与が低くなってしまうことです。しかし薬剤師の場合は他の職業と比べて時給が圧倒的に高く、時給にすると2000円前後が基本になります。なのでパートとして働いて十分な給与が貰えます。先に述べたように正社員で働くよりも時給が高くなることもあるほどです。
もし薬剤師免許をもっているなら、また他の職種で一から働き始めるよりも薬剤師として働く方が圧倒的に給与が高くなります。更に経験を積んでスキルが上がっていけば、その分だけ時給も上がります。服薬指導監査を始めとしたあらゆる業務をこなせるまでになれば、時給が3000円以上になる場合もあるのです。

年収で見るとボーナスがあるので正社員に劣って見えてしまいますが、月収や時給で考えると正社員同等かそれ以上になることも夢ではないのです。

 

異動や転勤がない

大手薬局やドラッグストアの正社員であると当然のように異動や転勤があります。全国規模ともなるとどの県に勤務するのかさえ分かりません
一方でパート薬剤師であれば異動や転勤の心配はありません。ヘルプとして一時的に他の店舗を手伝うことはあるにしても、一つの薬局やドラッグストアでずっと働くことになります。転勤があると人生設計を建てるのも難しくなってしまいます。
薬剤師として一箇所で働き続けたいというのであれば転勤の心配が無いパートを選択しても良いでしょう。

 

職場が合わなかった場合の転職もしやすい

薬剤師の職場というのは少人数で働くことが多いです。仕事中は1日中一緒に作業をしなければいけないということも多く、人間関係が崩れてしまうと仕事自体が苦痛に感じてしまうことがあります。
正社員として働いている場合、責任がありますのでそう簡単に辞めることはできません。職場の空気が合わなくてストレスを溜めながら仕事をしているという人も中には居ることでしょう。
しかし、パートの場合には正社員と比べて負っている責任が少ないです。そのため人間関係に疲れてしまったという時にも辞めて別のところで働くという選択肢を選びやすくなるのです。

また、薬剤師はパートでの募集が比較的多くあります。スキルがあれば新しい職場を探すのもそこまで大変では無いでしょう。

 

パートとして働くデメリット

パート勤務にも様々なメリットがありました。しかし当然ながらデメリットもあります。確認しましょう。

収入が安定しない

正社員と比べてパートは勤務日数や時間の自由度が高いです。これはメリットでもありますが、その分収入が安定しないことはデメリットとも言えます。
もちろん、パートでも毎日フルタイムで働けば月収は高くなります。しかし、それならば正社員になってしまった方がボーナスも支給されるので年収が高くなります。もちろん、働けなかった月には月収もガクッと下がってしまうのはパートで働くデメリットです。
 

福利厚生や退職金が無い

加えて、パートには福利厚生や退職金がありません。パートでも健康診断を受けられたり、勉強会への参加を許可するような充実した職場もあります。しかし住宅手当退職金は正社員として働かないと受けることが出来ないので、総合的に考えるとやはり正社員の方が効率よく年収を上げることが出来るでしょう。
 

責任ある仕事を任されるまで時間がかかる

キャリアアップを目指したいのであればパートやアルバイトとして働くのは適さないでしょう。良くも悪くもパート薬剤師には責任の重い仕事は任されないからです。
大きな責任を負いたくないのであれば、これはメリットだといえます。
しかし薬剤師としてのスキルを上げたい人にとっては、責任ある仕事をさせて貰えないのは大きなデメリットになります。

中にはパートでも正社員と同じように責任ある仕事を任せられる人も居ます。同じ薬局やドラッグストアで長年勤めてきた人にはそういったチャンスが巡ってくることもあります。
しかし、早いうちから責任ある仕事をしてスキルアップを目指したいという人は正社員で働くのが良いでしょう。

 

パートの場合にも譲れない条件を考える

パート薬剤師として働く場合、勤務時間や勤務地を自由に選ぶことが出来ます。職場へ事前に条件をしっかり提示しておくことで働きやすい環境になるよう交渉することが出来るのもパート薬剤師の大きなメリットです。
まずは自分が何を大切にして働きたいのかを明確にしましょう。

 

勤務地を考える

正社員の場合は異動や転勤があるので自由に勤務地は選べません。
しかしパートの場合は転勤がないので、自分の希望する勤務地で働き続けることが可能になります。自宅から通いやすい職場を選ぶのがオススメです。
実際、パート薬剤師として働きたい方が挙げる要望として最も多いのは通いやすいこと。自由に勤務地を選べるパートの特権を活かしましょう。

 

高時給で働きたい

パートで働く際に気になるのはやはり時給ですね。せっかく働くのであれば高い時給を掲示してくれる職場で働きたいものです。
高い時給で働けるかどうかには薬剤師経験の有無が大きく関わります。

調剤未経験の薬剤師が最初から3000円を超える時給で働くのはもちろん無理です。
しかし、これまで調剤薬局や病院、ドラッグストアなどで調剤経験があるのであれば、それを武器に時給の交渉をする事もできます。
調剤経験があって服薬指導や監査もしたことがあるなら、会社にとっては即戦力になるので高時給を交渉しても問題は無いでしょう。

 

パート薬剤師の特徴

薬剤師資格というものは何歳になっても転職をする上で大きな武器になります。パート薬剤師と一般企業で働くパートやアルバイトとの違いは、経験によっては高時給を引き出すことが出来る点が特徴です。
もちろん土日休み・残業なしで働くことができるという一般企業との共通点もありますが、その上で時給も高いとなればパートで働くkことも充分なメリットがあると言えます。

パート薬剤師として働く人の事情は様々です。最も多いのは出産をした女性薬剤師がパート勤務として復職するケース。子どもの手がかかるうちは時間の融通が効くパートとして働きたいと考える人はとても多いのです。
また、中には定年退職後にアルバイトとして勤務する人もいます。退職後は時間が出来るので薬剤師資格を活かして働き社会貢献をしたいと考えるのです。

 

パートの場合でも転職サイトを使うべき

転職サイトを使うのは正社員での転職の場合のみではないの?という声をよく聞きますが、パートやアルバイトとして働く時にもぜひ活用しましょう。
自分の事情を考えながら仕事をするとなると企業との交渉が必要不可欠です。こうした交渉は転職エージェントに任せた方が上手くいく可能性が高くなります。
また、転職サイトを利用することによって、徒歩通勤可能な近くの薬局、定年退職後でもアルバイト可能な職場などという条件でも求人が探しやすくなります

薬剤師免許を持っている場合、それを生かしてより良い条件で働くことを交渉できる場合も多々あります。自分のスキルならどれくらいの給与で働くことが出来るのかを転職のプロであるエージェントに判断してもらうと、思っていたよりも高時給で働くことが出来た!という発見もあります。

転職サイトの中には正社員の求人に特化しており、パートやアルバイトの求人掲載数が少ないところもあります。なので転職サイトを使う時にはいくつか同時に登録しておくことが大事です。
以下に挙げる転職サイトはパート薬剤師にも強いと言われるサイトなのでぜひ活用してください。

 
薬キャリ

薬キャリではママ薬剤師におすすめの求人を探すことが出来ます。ブランクがあってもOKや週3日から働ける職場など。
専任のアドバイザーが相談に乗ってくれるのでとても心強いです。

 

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師はリクルートグループが運営する薬剤師求人サイトです。求人の数も多い上、大手企業求人もあるのでぜひ登録しておきたいサイトです。
もちろん、パート薬剤師の求人も多くあります。

 
ファーマキャリア

ファーマキャリアのエージェントは1人で担当する求職者の数が少ないことが特徴です。そのため1人1人がより満足できる転職を実現させるために尽力してくれます。
またオーダーメイド求人というものを売りにしており、該当エリアで一番良い条件を提示できる可能性のある薬局、病院、ドラッグストアから希望条件に合うよう交渉をしてくれるというのが大きな特徴です。
既存の求人から条件に合うものを探すだけでなく、条件に合わせて求人を作るという点が制約の多いパート薬剤師にはピッタリなのではないでしょうか。

 

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