転職の前に

転職後の「こんなはずじゃなかった・・」というミスマッチを防ぐために。転職失敗の回避方法

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転職後のミスマッチを防ぐために

実は一般企業に勤めている人達と比べて薬剤師は転職する人が多いです。これは薬剤師の資格があれば多くの場合で採用してもらえるので転職が上手くいきやすいという理由から来ています。しかし入ってもすぐに辞めてしまうなど転職回数が多くなりすぎてしまうのは問題です。

いくら転職がしやすい職種とは言え、転職を何度も繰り返すことは自分自身にとっても負担になりますよね?せっかく転職するのであれば自分の理想・目標を叶えられる職場を慎重に探すことが大切です。
転職でのミスマッチを回避するために、失敗しやすいケースや対策方法について知っておきましょう。

転職・就職に失敗しやすいケース

条件以外の部分を確認しない
転職に失敗し、早期退職してしまう薬剤師の人にはいくつかの共通点があります。その一つとして「求人情報に記載されている条件だけで転職を決めてしまう」ことがあります。表面上の情報だけで転職してしまう人ということですね。
例えば今より年収を上げたいと考え転職をする場合、求人票に書いてある高年収と言うキーワードに釣られて職場を決めてしまうのは大変危険です。なぜ年収が高いのかその理由を明らかにしないとミスマッチの起こる可能性は非常に高くなります。

収入が高いのには必ず何かしらの理由があります。職場環境が悪く人が定着しないので高い給与で人を集めようとしているケース、実は薬剤師がなかなか来ないような僻地の職場である・・など。予め理解していなかった場合、収入アップの条件は実現するかもしれませんが労働環境に耐えられなくなってしまい、また転職を繰り返すということにもなりかねません。

 

求人票の条件だけで決めてしまわない

人間関係が悪かった実際は僻地の勤務地だった勤務条件が思っていたのと違っていた。この3つは薬剤師が転職後にミスマッチを感じたという理由として多く挙げられるものです。

このうち僻地の職場であるかどうかについては、実際に働く場所を見学すれば分かることです。また人間関係が良好であるかどうでについても職場見学で何か分かることがあるかもしれません。そのため面接を受けるときは、本社だけではなく実際に働く勤務地へも出向くようにしましょう。

また、注意したいのが勤務開始後に労働条件や給与体系が変わることがあるかどうかです。
例えば個人薬局に転職したけれど、患者数が減ったために運営が厳しくなり給料が削られてしまう。また他の薬局へ手伝いに行くように要請されるなど。
こういった特殊なケースについては求人票に載っていないことがほとんどです。しかし、そこまで確認したうえで転職活動をすることが成功のカギになります。面接の時に直接質問してみるのも良いですが、聞きにくいことについては転職コンサルタントに確認してもらうのが一番です。

 

知人からの紹介で転職先を決める
他に失敗することが多いケースとして、知人からの紹介で職場を決めるというものがあります。薬剤師の知人や友人から紹介される職場であれば問題ないようにも感じますが、その紹介してくれた人が勤務先の薬局や病院のことを深く理解しているかと言えば話は別。給与体系や就業規則、人間関係のことなどについて全てを理解しているということはありません。
いくら信頼の出来る知人であろうとも、その人達は転職斡旋のプロではありません。あくまで「この薬局は薬剤師を募集しているらしい」という情報を教えてくれたに過ぎないので、それが自分に合った良い求人であるとは限らないのです。

 

大学教授の推薦も危険

知人の紹介と似たようなケースとしてお世話になった大学の教授から勤務先を紹介してもらえることがあります。一見すると大学の教授の勧めで転職先を決めるのは良いように思えます。しかしこれも高確率で失敗しやすいです。

理由はとても単純。薬学部に在籍している教授であると、ある程度は薬局や病院とのつながりを持っています。すると薬局の経営者などから「誰か手の空いている薬剤師を紹介してくれないか」と言われることも。すると教授は元教え子の薬剤師や在学中の学生、知り合いの薬剤師を紹介します。
ここで思い出しておきたいのは大学教授は就職先探しという観点で見れば素人だということ。働くときの制度や給与体系などまで考えずに就職先を紹介している場合がほとんどです。「知り合いに頼まれたので取り次ぎをした」に過ぎないことを覚えておきましょう。

 

知人からの紹介でミスマッチがあった場合

もし知人から紹介された職場で勤務をし始めてミスマッチを感じた場合、せっかく紹介してもらったのに辞めるのは申し訳ないと追い詰められてしまうこともあるかもしれません。仕事が辛いのに辞めることが出来ない。そんな状態が続いたら心身共に病んでしまいます。

その一方で、紹介してもらった職場をすぐに退職した場合には紹介してくれた知人の印象も悪くなってしまうでしょう。合わない職場で働き続けることは苦痛なので退職は仕方のない事。しかしその後の人間関係がギクシャクしてしまう可能性もあります。
このような後腐れが無いようにするためにも知人の紹介で転職先を決めるのは避けたほうが無難と言えるでしょう。

 

転職した後の未来について、語れますか?

転職で失敗してしまいがちな人は目先の情報だけを重要視してしまう傾向があります。転職に成功するためには求人票に載っていない情報(職場の雰囲気や人間関係、数年先の経営方針など)まで吟味する必要があります。高収入だからという理由だけで飛びついてしまうと、予期していなかった条件があった時にすぐ退職してしまう・・。というケースはとても多いです。
転職の理由が年収を上げることであったとしても「なぜ年収を上げたいのか」その理由まで考えて、コンサルタントに伝えられる状態にしておきましょう。

転職に成功する人というのは将来の自分の姿をしっかりイメージしている場合が多いです。例えば「数年以内にかかりつけ薬剤師として担当の患者さんを持てるようになりたい。より地域や薬局に根ざして働けるようになりたい。」という場合、勤務先の薬局の協力が不可欠です。
このような将来像をコンサルタントへしっかり伝えることが出来れば、かかりつけ薬剤師を育成したいと考えている協力的な薬局を紹介してくれる可能性がグンと上がります。

転職を成功させようという意識よりも将来どうなりたいのかそして、その理想を叶えるためにはどのような場所でどんな働きをすればいいのかを考えてみると意識も変わってくるでしょう。

 

自分の希望を明確にするために

自分の未来の姿、希望を明確にすることが転職する上では重要になります。どうすれば考えがまとまるのか?いくつか方法をご紹介します。

 

過去に転職した人たちは何を重視していたのか

自分が何を重視したいのかが分からなくなってしまった場合、転職を経験した薬剤師達が何を希望して転職したのかを見てみましょう。
実際に多い項目としては収入勤務日数(週休2日は守られるか)などです。子持ちの方などは定時で確実に帰ることは出来るのかといったことも重要になりますね。
過去に転職した人たちの中に自分と似たような境遇の薬剤師が居たらぜひ参考にしてみましょう。

仕事面だけでなく、プライベート面も考える

数年後の自分をイメージすることでなりたい自分像も浮かびやすいかと思います。しかし、ここで想像するのは主に仕事面でのことに偏ってしまいがちです。結婚をする可能性は?子供を授かる可能性は?といったプライベート面の自分もしっかりイメージしておくこと。
これについてはもちろん想定外のことが起こることも多いですが、予めイメージするのとしないのでは大違いです。

とにかく書き出してみる

頭の中でばかり考えを巡らせてしまうと、考えをまとめるまで非常に時間がかかってしまいます
そんな時に用意してほしいのは紙と筆記具です。自分がどうして転職を決意したのか、勤務時間は何時から何時が理想か。給与はどれくらい欲しいのかなど。すると隠れていた自分の希望が見えてきたり、頭の中がクリアになってくるものです。

誰かに相談する

自分1人で考えてもまとまらない時は友人や家族に相談してみても良いです。薬剤師の友人はもちろんですが、全く違う業種で働いている人からも意外なアドバイスが貰えることがあります。誰かに聞いてもらう自分の考えをしっかり言葉にすることで気持ちが楽になることも多いので、悩んでいる時は心を許せる人にぜひ相談してみてください。

誰かに相談したい!と思った時、転職サイトのコンサルタントにその胸の内を明かしてみるのも良いことです。何が不安なのか、本当は何を望んでいるのか。コンサルタントは数多くの転職者を見てきているので、あなたの悩みにも的確に答えてくれることでしょう。
もちろん、性格の合わないコンサルタントが担当になってしまった時には相談もしにくいかもしれません。そんな時は諦めてしまうのではなく、別の転職サイトで新しいコンサルタントの人と話してみるというのも1つの手段。
転職には数多くのコンサルタントが協力してくれるということを忘れないようにしましょう。
 

雇用形態の選択

薬剤師にも正社員、パートなど様々な雇用形態があります。以前は正社員としてバリバリ働いていたけれど、子供が小さいうちはパートとして日中だけ働きたいなど柔軟に対応することが可能です。それぞれの特徴を見ていきましょう。

正社員

薬剤師の中で一番多いのは正社員です。業種や職場によっては夜勤があったり勤務形態も様々です。年収が一番高くなりやすいのはもちろん正社員。バリバリ働いて稼ぎたい!という人に向いています。

しかし、極端に忙しかったり最初から重い責任を負わされる可能性が高くもあります。条件をしっかり確認した上で自分に合った求人を見つけましょう。

パート

子供の居る薬剤師はパートとして働くことが多いです。パートで働く薬剤師はドラッグストアや調剤薬局、病院など様々な場所で活躍しています。

パートとして働く人が重要視している条件は家から近いことが半数を占めています。正社員のようにがっつり働くというのではなく、家族や家庭などプライベートを優先させたいという人が多いです。

契約社員・派遣社員

期間限定で働くことが出来るのが派遣社員・契約社員の特徴です。
働く期間が限られ、自由度も高いので多くの場所で経験を積んでみたいという人や、後々は他の道へ進みたいという人に人気です。

月給が高いことがメリットではありますが、賞与が無いので正社員よりも年収は低くなりがちです。
デメリットはせっかく仕事を覚えても職場が変わったら覚え直さないといけない、長く続けたい!と思った職場でも更新して貰えるかどうか分からないといった不安定さがあることです。高い柔軟性が求められる雇用形態と言えるでしょう。

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転職サイトの力を借りると失敗はしにくい

薬剤師の仕事を探す場合、多くの人は転職サイトを利用します。転職サイトにはプロのキャリアコンサルタントが在籍しているので心置きなく相談も出来るというわけですね。
転職に成功しやすい人はこの時「自分の意見」と「キャリアコンサルタントの意見」の両方をバランス良く取り入れながら求人を精査していくことが多いです。

”給料が高くて家から通いやすい求人でないと絶対に駄目”など自分の意見に固執してしまうと他の良い求人を見落としてしまうことにも繋がります。もちろん実際に働くのは自分なので自分の意見は大切です。ここでコンサルタントの言いなりになるのもいけませんが、コンサルタントの人たちは転職のプロです。アドバイスには耳を傾ける素直さを持ちましょう。

転職サイトを複数活用するべきと言われているのはさまざまなキャリアコンサルタントの意見を取り入れるためでもあります。
転職サイトを1社だけに絞って利用しているとあまり協力的でないコンサルタントの意見しか聞けなくなってしまったり、自分の意見が正直に言えないまま転職活動を進められてしまったり・・ということが起こりえます。複数人のプロの意見を聞くことで、どんな職場が本当に自分に適しているのか初めて分かるケースもあります。
転職サイトによって「職場の人間関係など内部事情まで詳しい」のが特徴のサイト、「1人1人としっかりヒアリングを行い、人間性を重視する」サイト、「電話だけのやり取りでスムーズに転職が出来る」サイトなど。転職サイトの数だけ特徴があります。実際に利用してみないことには分からないこともありますので自分が管理できる範囲内で「迷ったら登録してみる!」くらいの意気込みが必要です。

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