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今後、需要が高まる“在宅医療に関わる薬剤師”に注目!

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今、“在宅医療に関わる薬剤師”に期待が寄せられているのをご存じですか?

その理由は、厚生労働省が策定した「患者のための薬局ビジョン」にあります。

よく見ると分かるように、“在宅医療への対応”と書かれています。

今後深刻化する高齢化に備えて、在宅患者への薬学的管理服薬指導が必要とされます。

このビジョンこそが今後国が求める薬局であり、薬剤師なのです。

最近ではほとんどの薬局が在宅医療を行っています。むしろ、在宅医療を行っていない薬局への転職はオススメできません。

そんな、今後需要が高まる“在宅医療に関わる薬剤師”について詳しくお話していきたいと思います。

在宅薬剤師の役割

なぜ、在宅医療において薬剤師の需要が高まるのか?

在宅薬剤師が期待される理由はその“役割”にあります!

①飲み残し・飲み忘れの改善

在宅医療を利用している患者さんは、病院や薬局に行くことのできない理由のある患者さんばかりです。

高齢患者さんの自宅へ訪問すると、大量の残薬が山のように見つかるケースがよくあります。

その残薬はなぜ起きてしまったのか、患者さんにヒアリングし、改善策を検討します。

例えば、一包化お薬カレンダーの提供、また、様々な診療科から処方されたたくさんの薬の中でもう必要のない薬もあるかもしれません。

このような薬剤師の働きかけは、次の医療費の削減につながります。

②医療費の削減

残薬による経済損失は、年間500億円にも上ります。

残薬は国の医療費赤字の大きな原因の一つなのです。

ですが、薬剤師の在宅訪問によって残薬を減らしていくことで、年間400億円の医療費が削減できるのです。

500億円の損失が100億円にまで減らすことができるのは、国にとってもかなりありがたいことですよね。

③相互作用のリスクを減らす

在宅医療を利用する高齢者は合併症が多く、多剤併用のケースがほとんどです。

多剤併用による相互作用のリスクを未然に防ぐには、薬剤師の幅広い知識が必要です。

薬の飲み合わせによる副作用は医師の知識で未然に防ぐことができても、常用している健康食品との飲み合わせは、薬剤師が訪問してはじめて気付くこともあります。

患者さんの食事・排泄・睡眠など、相互作用において様々な角度からチェックする必要があるのです。

④薬剤の知識を伝える

これまでの在宅医療では、薬の管理があいまいでした。

看護師が薬の管理や服薬指導をすることが普通であり、患者さんやその家族に上手く伝わらず、患者さんの体調に悪影響を与えてしまうケースも少なくありません。

錠剤が飲みにくいから、といって粉砕してはいけない薬を粉砕して服用させていた、という事例もあります。

そんなとき、在宅医療チームの中に薬剤師が入ることで良くない点を改善し、正しい薬剤の知識を伝えることができます。

患者さんも同様で、お薬から健康食品まで、治療薬以外の小さな疑問にも一緒になってお話しすることで、患者さんとの距離を縮めることができるのです。

⑤医師・看護師の負担を減らす

これまで挙げたような、薬剤師としてできることを行うことで、これまで多くのことを担ってきた医師・看護師の負担を減らすことができます。

それぞれの医療従事者が本来の業務に集中することができ、また、チーム医療での情報の共有によって自分自身をステップアップすることができるのです。

このように在宅薬剤師は、今後の高齢化社会における在宅医療にとって、とても役立つ存在なのです。

在宅薬剤師の仕事内容

在宅薬剤師の仕事の流れを説明します。

薬を届ける

医師や患者さんからファックスで送られてきた処方箋をもとに、調剤を行います。

その薬を患者さんの自宅または施設へとお届けします。

訪問時

  • 服薬状況、効果、副作用の確認
  • 体調、生活状況の確認
  • 残薬の確認、整理
  • 処方薬の服薬指導
  • 次回訪問日の確認

患者さんの状況を確認し、時には医師に薬の種類や用法・用量の変更を提案することもあります。

患者さんがより良い治療を進めることができるように、患者さんとのコミュニケーションを上手くとることが求められます。

また、家族も一緒の場合は、家族へのヒアリングも大切です。

訪問は、医師や看護師、ケアマネージャーと同行することもあります。

訪問後

在宅訪問の報告書を作成し、医師や看護師、ケアマネージャーと情報を共有します。

チーム医療であり、薬剤師の立場からの意見を発信します。

 

在宅薬剤師として転職するときの注意点

在宅医療を行う薬局が増えていると言っても、薬局によって在宅医療への取り組みは様々です。

在宅薬剤師として働きたいのなら、一番注目してほしいことが“在宅業務の比率”です。

こちらをご覧ください。

このように①在宅業務が主な薬局、②在宅業務と調剤業務が半々の薬局、③在宅業務はわずかで調剤業務が主な薬局、などのように薬局によって比率が大きく変わってくるのです。

また、在宅業務比率が高かったとしても、施設在宅が中心である場合もあります。老人ホームや施設在宅がメインの場合、調剤業務に時間がかかり、どうしても薬を届けるだけ、というケースが多いのです。

働いてから「こんなはずではなかった」と後悔する前に、業務比率はもちろん、業務内容のチェックを事前に行いましょう。

もちろん、転職サイトのコンサルタントにチェックを頼めば間違いないですね。

在宅薬剤師として働きたい場合は、自分の在宅への関わり方のビジョンを明確にして転職先を見つけると良いでしょう。

 

在宅ありのオススメ転職サイト

サイト内の求人検索に★在宅あり★の項目がある転職サイトを利用しましょう!

《マイナビ薬剤師》

マイナビ薬剤師は、知らない人はいないであろう株式会社マイナビが運営する薬剤師向けの人材紹介サービスです。

マイナビ薬剤師はコンサルタントとの面談に力を入れており、多くの支店を持つため地方在住の方でも安心です。

また、全国各地に在籍する薬剤師専任のコンサルタントが、現地の企業や店舗を訪問し、「生の声」を集めているので正確な情報が期待できます。

 

《ファルマスタッフ》

ファルマスタッフは、大手調剤薬局チェーンである「日本調剤」が運営する転職サイトです。

そのため調剤薬局の求人はもちろんのこと、薬局の内部事情を良く理解したコンサルタントが多いと評判があります。

ファルマスタッフでは求人情報をサイトに掲載する前に、必ず職場に訪問し、職場の雰囲気・環境・システム等の情報を集めています。

そのため、在宅薬剤師に関する情報も安心して把握することができるのです。

まとめ

在宅薬剤師は、患者さんを中心とした在宅医療チームの一員となって業務を行います。そのため、様々な職種との連携をはかることで薬剤師として成長し、キャリアアップにも繋がります。

深刻化する高齢社会において、在宅医療は今後ますます増え続けるでしょう。

その中で、“在宅医療チームにいなくてはならない存在”となれるような在宅薬剤師を目指してみてはいかがでしょうか。

 

 

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