医薬分業が進み、調剤薬局はコンビニより多い、といわれるまでに数を増やしています。
その中でも着々と売り上げを伸ばす大手調剤薬局。
一体、売り上げの順位はどうなっているのか、ランキングにしてみました。
1位 | 株式会社アインホールディングス |
2位 | 日本調剤株式会社 |
3位 | クラフト株式会社(さくら薬局) |
4位 | クオール株式会社 |
5位 | 株式会社スズケン |
6位 | 東邦ホールディングス株式会社 |
7位 | 総合メディカル株式会社 |
8位 | 株式会社メディカルシステムネットワーク |
9位 | 株式会社アイセイ薬局 |
10位 | 株式会社トーカイ(たんぽぽ薬局株式会社) |
ここで、上位にランクインしている大手調剤薬局の特徴を見てみましょう。
1位:株式会社アインホールディングス
本社 | 北海道札幌市 |
設立 | 1969年8月 |
売上高 | 2,348億43百万円 |
店舗数 | 調剤薬局:881店舗
ドラッグストア:52店舗 |
平均年収 | 429.3万円 |
アインホールディングスの特徴は、「まず、社員を大切にする会社である」ことです。
「社員の幸せ」が「お客さまの幸せ」につながり、「お客さまの笑顔」が社員の新たなエネルギーになるとしています。
薬剤師は未経験からベテランまで継続した教育を受けられ、認定薬剤師取得の支援も行われています。
2位:日本調剤株式会社
本社 | 東京都千代田区 |
設立 | 1980年3月 |
売上高 | 2,192億円 |
店舗数 | 559店舗 |
平均年収 | 552.5万円 |
日本調剤は「真の医薬分業」を追い求め、医療用医薬品のプロフェッショナルとして、社会に必要とされる存在を目指しています。
特徴としては、ジェネリック医薬品の売り上げが大きいということです。社会問題となっている医療費削減に大きく貢献しています。
薬剤師の徹底した教育の実践はもちろん、福利厚生の待遇が手厚いことでも有名です。
3位:クラフト株式会社(さくら薬局)
本社 | 東京都千代田区 |
設立 | 1982年10月 |
売上高 | 1,359億円 |
店舗数 | 552店舗 |
平均年収 | 448.1万円 |
クラフトは「選ばれる薬局」を目指し、薬剤師としてだけでなく、人として何ができるか?という「人を想う力」で薬局を進化させてきました。
現場の薬剤師の声を実行できる環境を大切にしています。
門前から在宅専門薬局まで、様々な薬局の形態をもつことが特徴で、薬剤師の研修制度も充実しています。
4位:クオール株式会社
本社 | 東京都港区 |
設立 | 1992年10月 |
売上高 | 1,009億円 |
店舗数 | 703店舗 |
平均年収 | 447.9万円 |
クオールは、地域に密着した質の高いヘルスケアサービスの充実に努め、「選ばれる薬局」を増やし続けています。
大きな特徴として、ローソンやビックカメラ、JR西日本などの他企業と提携した新しい形の調剤薬局にチャレンジしています。
処方元医療機関との連携を強化し、薬剤師になってからも学ぶ環境が充実しています。
まとめ
売上高上位の調剤薬局を紹介した結果、次のような特徴が分かりました。
- 薬剤師教育システムが充実している
- 福利厚生が整っている
- 在宅医療を行っている
- 特徴的な事業内容に取り組んでいる
- ここがいい!と思える会社
それぞれの調剤薬局が、独自の事業を展開していることが一番印象的でした。
大手の調剤薬局だからこそ、努力を重ね、変わり続ける時代とともに変化し続けています。